交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

チャイコフスキー 交響曲第2番

今回はチャイコフスキーの交響曲第2番についてお話します。 交響曲第2番は、チャイコフスキーが1872年に作曲した交響曲です。愛称は『小ロシア』。チャイコフスキーの作品の中では非常に陽気な楽曲の一つで、初演後ただちに成功を収めただけでなく、ミリイ・…

ワーグナー 交響曲ハ長調

今回はワーグナーの交響曲ハ長調についてお話します。 ワーグナーといえば歌劇ですが、一曲だけ交響曲を書いています。それがこの曲です。 ここでワーグナーについてお話します。長々書きますが本当に性格がめんどくさい男なのでご留意願います。 ヴィルヘル…

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」

今回はドヴォルザークの名曲、第9番についてお話します。 私のクラシック音楽との出会いは高校の音楽の時間でした。 中学時代は音楽の先生と仲悪くて授業も満足に聞かず、成績も下のほうでした。 高校に入って出会った音楽の先生が音楽も勉強すればもっと楽…

ドヴォルザーク 交響曲第8番

今回はドヴォルザークの名曲、第8番についてお話します。 ドヴォルザークの交響曲っていうとすぐ第9番「新世界より」っていうんですけど、音楽知っている人って第8番の方を推すですよね。私ですか?8番派です(笑)。 第7番以前の交響曲にはブラームスの影響…

音楽の授業のお時間 和音について学んでみよう

今回で音楽の授業のお時間は最終回。和音についてお話します。 2つ以上の高さの違う音が、同時に響き合う状態を作っている音のことを、和音といいます。 1. 三和音 1) 三和音とそれぞれの音の名称 3個の音が3度ずつ積み重ねられてできた和音を三和音といい…

ドヴォルザーク 交響曲第7番

さて、今回はドヴォルザークの交響曲第7番についてお話していきたいと思います。 まずは、ドヴォルザークと「モルダウ」で有名なスメタナとの関係についてお話します。今やチェコを代表する作曲家と言えば、スメタナとドヴォルザークが真っ先に思い浮かべら…

ドヴォルザーク 交響曲第6番

さて、今回はドヴォルザークの交響曲第6番についてお話します。 交響曲第6番ドヴォルザークが1880年に作曲した交響曲です。作曲を依頼したハンス・リヒターに献呈されました。ドヴォルザークの交響曲としては最初に出版されたため、当初は交響曲第1番とされ…

ドヴォルザーク 交響曲第5番

今回はドヴォルザークの交響曲第5番についてお話します。 第5番はドヴォルザークの中期の交響曲の集大成であり、第4番よりもさらに完成度がアップしています。聞いていても多分飽きはこない内容かと思います。第4番までは、ワーグナーの影響が見られたもの…

ドヴォルザーク 交響曲第4番

今回はドヴォルザークの交響曲第4番についてお話します。 いつも思うんですがドヴォルザークぐらい交響曲の番号が進むにつれ、うまくなっていっていく(失礼(笑))作曲家っていないんじゃないか思います。悪い意味で芋臭い第1番、第2番から第3番、第4番と進…

ドヴォルザーク 交響曲第3番

今回はドヴォルザークの交響曲第3番についてお話します。 第3番は2番に比べたら明るいですよ。また旋律も洗練されています。第1楽章、第2楽章ともにとても華やかな雰囲気にさせてくれます。第2楽章も実に堂々としています。 ただ第3楽章までしかないんです…

ドヴォルザーク 交響曲第2番

さて、今回からはドヴォルザークについてお話していきたいと思います。 ドヴォルザークっていうとすぐ第9番の「新世界より」が有名ですが、通の人たちは第8番「イギリス」が好きだ、私はひそかに第5番が好き、と好みがわかれる作曲家ではあります。ドヴォル…

ブラームス 交響曲第4番

さて、今回はブラームス最後の交響曲第4番についてお話したいと思います。 さて、この第4番。個人的には4つの交響曲の中で一番好きではありません。なんか支離滅裂な感じがして、お前!第3楽章のためにこの曲かいただろう!ってブラームスに問いかけたくなる…

ブラームス 交響曲第3番

今回はブラームスの交響曲第3番についてお話します。 第2番が牧歌的で少々物足りなさがあったかもしれませんが、原点回帰、力強いブラームスが戻ってきます。と言いながら第1番のように力で押し切る感じではなく、優雅な旋律もありーのでとても楽しい曲です…

ブラームス 交響曲第2番

今回は、ブラームスの第2番についてお話します。 ブラームスって第1番の印象が強すぎて、2番以降の人気があまり芳しくありません。2番に至っては、収録から飛ばされている作品も多く、第1番とブラームスの序曲集、そして第3番と第4番のカップリングって結構…

マーラー 大地の歌

今回はマーラーの曲で番号のついていないのですが交響曲として扱われています「大地の歌」についてお話します。 この曲を初めて聞いたのは約30年も前なんですが、衝撃でしたね。第一楽章からすごい圧をかけてきて最終楽章できれいに消えていく、そして旋律が…

マーラー 交響曲第9番

さて今回はマーラーの最後の交響曲、第9番についてお話したいと思います。 実は、この曲交響曲としては第10番目の曲なんです。第9番の前に『大地の歌』という曲があり、この曲を交響曲に含めてカウントしています。 なぜかクラシックの交響曲って第9番を書く…

音楽の授業のお時間 音階と調について学んでみよう

今回は音階と調について学んでみましょう。 1. 長音階 1) 長音階の仕組み ハ(ド)の音を始まりの音として長音階を作ると、譜例のようになります。前半のハからヘまでと、後半のトからハまでは、全く同じ仕組みの音程でできています。これがハ長調です。そ…

マーラー交響曲第8番 「千人の交響曲」

さて、今回はマーラー最強中の最強、交響曲第8番「千人の交響曲」についてお話します。 すごいですよ、千人ですよ、千人。オーケストラと声楽合わせて千人ですから、ベートーヴェンの第9なんか目じゃないです。 まぁそのくらいすごい圧のある曲であることは…

音楽の授業のお時間 音程について学んでみよう

今回からは音楽における基本的な原理や成り立ちについて学びます。また、今回は『音程』について学びます。『音と音とのへだたりをどう測るか?』・・・これが音程というものです。音程はメロディーや和音を理解するときなどにも使われます。次の基礎知識をしっ…

マーラー 交響曲第7番「夜の歌」

さて、今日はマーラーの交響曲第7番についてお話します。 前回、マーラーの交響曲第6番が陰に始まり、陰で終わる、短調⇒短調の展開でしたが、打って変わって陰から陽で終わる曲です。たぶん、第6番で気分が悪くなった方はこの曲で浄化していただくことをお勧…

音楽の授業のお時間 音の形について学んでみよう

今回は、実際に楽譜を読んだり、書いたりするために必要なことを勉強します。音符や休符とは何か? 五線にどんなふうに書き表せば良いのか? また、そこに記すリズム、音楽の流れを感じとるために必要な拍子を学んでいきます。 まずその前に音符のそれぞれの…

マーラー 交響曲第6番「悲劇的」

さて、今日はマーラーの交響曲第6番についてお話します。 この曲、私の好きな交響曲のうちのひとつでその出会いも意外なものでした。 社会人になってまぁまぁクラシックは聞いていたのですが、なんの拍子か「ゴジラ」の映画音楽が気になってしまいその作曲家…

音楽の授業のお時間 楽譜について学んでみよう

せっかく、クラシック音楽を聴くなら音符とか音楽のことを知っておくとさらに楽しむことができると思います。そこでみなさんと一緒に音楽の勉強をやってみたいなぁと思います。 今日は第1回ということで楽譜について勉強してみましょう。 音の名前 1. 五線と…

マーラー 交響曲第5番

さて、今日はマーラーの交響曲第5番についてお話します。 マーラーの5番は1番、4番とともにマーラーの交響曲としてはコンパクトな構成であるため、演奏される機会は多い曲です。 第一楽章がいきなり葬送曲なのでびっくらしますが、第五楽章ではしっかり明…

マーラー 交響曲第4番

今日はマーラーの交響曲第4番のお話をします。 個人的にはマーラーの交響曲の中でもこじんまりした曲なのと第四楽章がちょっと中途半端な感じで終わるのであまり好きではない曲です。 でも演奏時間が短いので演奏会では第5番交響曲の次に演奏されるのが多い…