リスト ファウスト交響曲
フランツ・リスト(1811年 - 1886年)はハンガリー出身でショパンとほぼ同じ時期を生きたピアノ曲の名手です。
すごい因果だなぁ。ピアノで評価されているショパンとリストが同年代だなんて。
実際21歳のときショパンと知り合いになっているんですね。
名ピアニストで有名人ときて、伯爵夫人と不倫して子供作っちゃうなんてドラマに出てきそうですが、それをやっちゃうところがリスト。
また次女がのちのワーグナーの妻ときているからこの世界、狭いっすね(笑)
それから名曲バンバン出して、不倫したのに司教になっちゃって、名作曲家として演奏の旅の最中に74歳で亡くなると。
不倫で生まれた子供が3人で不倫相手とは結局結婚しないという剛腕。
でも海外の映画だったら悲劇にしそうですけど…
さて、そんなリスト。生涯で交響曲は2曲作っています。
(ちなみにショパンはゼロなので潔い(笑))
実は交響曲のように雄大で自由な構成(交響曲はソナタ形式がベース)で作曲されたものを「交響詩」と呼びますが、この「交響詩」を作り上げたのはリストとよばれています。(その前にベルリオーズが「幻想交響曲」という交響詩の原型を書いてはいますが音楽史では祖はリストとなっています)
「ファウスト」と聞いてゲーテの戯曲とご存じの方は素晴らしい!リストも実はベルリオーズから勧められて読み、本作を作り上げたといわれます。この曲は別名『3人の人物描写によるファウスト交響曲』と呼ばれ、3楽章で構成され、各楽章が「ファウスト」(Faust)、「グレートヒェン」(Gretchen)、「メフィストフェレス」(Mephistopheles)を示して作られています。
自分も「ファウスト」は読んでいないので細かいことは書きません。
さて、この曲のお勧め度は
第一楽章 かずメーター 80点
第二楽章 かずメーター 80点
第三楽章 かずメーター 80点
全体的に、暗くて、長くておもしろくない。第三楽章でがらっと展開しますが所詮、主題とエンディングだけの曲という印象です。