ハイドン 交響曲第1~10番
「交響曲の父」とよばれるハイドン(1732-1809)ですが、ヘンデルやバッハとかモーツァルトとかと音楽室に肖像画が飾られていると思います。
みんな髪の毛の先がクルクルしているので同時代の人かなと思ったりしますが、あれは実はカツラ…
その当時、作曲家は貴族のお抱え音楽家でその家で音楽会をやるときは、そのカツラをかぶって、指揮をしたり、演奏をしたりしたようです。
その風習が残っているので同時代?とおもってしまうのですが、実はヘンデルとバッハ、モーツァルトとハイドンの間には40~50年の差があります。
そこで、曲の感じからもヘンデル、バッハはバロック派、モーツァルト、ハイドンは古典派に分類されます。
モーツァルトが生まれたときにはすでに、バッハは亡くなっていましたし、長寿同士のヘンデル、ハイドンでさえ、ハイドン生誕の時にはヘンデルはすでに48歳でした。ヘンデルは4年後に脳梗塞で倒れますが復帰し「メサイヤ」という名曲を作り上げています。
ところで、ハイドン。大工の子供に生まれ、町の少年聖歌隊に入りますが変声期をむかえ解雇…
家が離散してしまい教会の屋根裏に住み込み、ここで音楽を学びます。
(若いころは苦労したんだね)
その後27歳にとある伯爵家の楽長に選ばれ、種々の音楽院を渡り歩きながら大量の交響曲や弦楽四重奏、オペラなどを創作し、当時は長寿の77歳で亡くなりました。
なにぶんハイドンは104の交響曲を作っているので、10曲づつご紹介し、「かずメーター」も1曲をまとめて評価していきたいと思います。
ちなみに1757年から1767年までに創作されたといわれています。
20代で屋根裏部屋での生活前後なんですね。
第1番 かずメーター:65点
第2番 かずメーター:68点
第3番 かずメーター:68点
第4番 かずメーター:63点
第5番 かずメーター:69点
第6番「朝」 かずメーター:63点
第7番「昼」 かずメーター:52点
第8番「夕」 かずメーター:64点
第9番 かずメーター:64点
第10番 かずメーター:71点
いずれも80以下でお勧めはしません。あとはCD等の音源を見つけるのがむずかしいと思います。
ただ、この曲々で交響曲の基礎、「ソナタ形式」を勉強されると今後の難しく装飾を加えた「ソナタ形式」を理解しやくしてくれかもしれません。
ただ、同じ旋律が少なくとも4回は出てきますのと第2楽章が通常的に単純な暗い旋律が多いのでご注意を(笑)