交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

結局のところ、交響曲って何??

まずは、ここに戻るんだと思いますが、いろいろあるクラシック音楽の中で交響曲って何なんでしょうね。

 

初期のハイドンモーツァルトは第3楽章の交響曲もあるので4楽章ある曲が交響曲ってわけでもなさそうですね。

 

私の知人で楽団でチェロを弾いている人がいるのですが、音楽仲間との会話で「交響曲(という形式)を作った人ってだれだろうね?」、「そもそも交響曲って何だろうね」という話が出たそうで、私に聞いてきたんです、わかる?って。

 

自分の回答は「交響曲を作ったのはハイドンで、交響曲ソナタ形式で作られた曲だと思いますよ」って回答したんです。そしたら知人はいたく感動して、「そうだよね!言われてみるとそうだよね!」ってめちゃくちゃ喜んでいました。

(それからクラシックの質問が毎週来るのでいろいろ勉強しています)

 

Wikipediaではソナタ形式とは『基本的に、序奏・提示部・展開部・再現部・結尾部からなり、二つの主題が提示部・再現部に現れる。』と書かれています。

 

ちっともわからないと思いますが、

提示部とは主題(テーマ)が提示される部分という意味です。主題というのは、曲をかたちづくる上で重要なメロディーと考えればよいと思います。

たとえば、ベートーヴェンの運命なら、出だしの「ジャジャジャジャーン」ってところが提示部になりますね。実はその1分あとくらいにホルンが「パパパパーンパーンパン」って吹くんですがこちらが提示部のうちの第二主題と呼ばれています。(前のが第一主題です)

 

展開部は主題を変化させて展開させることになります。

一般的に提示部と展開部は作曲家が厳密にこう演奏しろって楽譜に指示を出していることが多いのですが、展開部はありません。

作曲家は明確な提示部と譜面として提示した展開部を演奏する人に「あとの味付けはよろしくね」と任せているようにみえます。

まぁ一般的には提示部をうまく繋いで曲の印象を保っていく役目をなしているのでしょう。

 

で、また例の「ジャジャジャジャーン」で再現部が展開され、結尾部(コーダ)で曲を終わらせていきます。

 

中学の音楽でも習ったと思いますが、曲はA・A'・A・Bで構成されるってあったと思いますが、ようはそのAとかBとかがやたら長い曲になっているのがソナタ形式だと思っていただければ良いのかと思います。

 

以前、ハイドンがつまらないといいましたが、こればA・A'・A・Bが1楽章に3,4回も出てくるので飽きるよといったのです。

 

まずはこの「ソナタ形式」を頭の隅にでも置いて聞いてみてくださいね。