交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

グラズノフ 交響曲第5番

さて、今回はグラズノフの第5番についてお話します。

 

交響曲第5番は、1895年4月から10月にかけて作曲されました。グラズノフ30歳の時の曲です。別名を『英雄』と呼ばれています。この作品で再び伝統的な4楽章構成に戻っているものの、主題の推移は回避されている(ちなみにグラズノフが4楽章制から離れたのは、交響曲第4番だけです)演奏時間は約36分。

この作品は、作曲家であるセルゲイ・タネーエフに献呈されました。1896年11月17日、サンクトペテルブルクの貴族会館における第2回ロシア音楽演奏会にて初演を迎え、作曲者本人が指揮を担当しました。ライプツィヒの新聞は、この作品を「非常に深みがあり」「才気煥発である」と評し、スケルツォ楽章が聴衆に好評であったと報じました。

『英雄』との別名を持つように、全般的に明朗な性格と鮮やかな生命力が漲っており、グラズノフ自身、この作品を「沈黙の響き」「詩の建築」と評しました。ブラームス風の重厚で勇壮な第1楽章、メンデルスゾーン風の軽妙洒脱な第2楽章、シューマン風に内向的で感傷的な第3楽章というように、ドイツ・ロマン派音楽に作品のモデルを見て取ることができます。賑々しい終楽章では、民俗音楽に特徴的な旋律やリズムが素材に使われており、にわかに民族調をかもし出しています。

 

第一楽章 Moderato maestoso - Allegro
第二楽章 Scherzo. Moderato
第三楽章 Andante
第四楽章 Allegro maestoso

 

さて、かずメーターですが、

第一楽章 86点

第二楽章 84点

第三楽章 85点

第四楽章 89点

いや~本当にいい曲です。よく聞くとちょっと誰がを意識していない?とは思いますけど、こんだけの曲でしたら超満足です。第3番<第4番<第5番と評価が上がっています。次にも期待です。

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お勧めのCDです。