オネゲル 交響曲第2番
さて、今回はオネゲルの第2番についてお話します。
交響曲第2番(Symphonie n°2 )は、アルテュール・オネゲルが作曲した5曲の交響曲のうちの第2作目です。第二次世界大戦時に作曲されたこともあり、陰鬱な曲調です。
1936年の旧バーゼル室内管弦楽団創立10周年記念のために、設立者パウル・ザッハーの委嘱により作曲されました。しかし曲の完成が大幅に遅れるうちに第二次世界大戦が勃発し、1940年にはパリがドイツ軍によって占領されてしまいます。このような状況下で作曲は進められ、1941年にようやく完成しました。この曲はザッハーに献呈されています。
- 第1楽章 Molto moderato-Allegro
- 戦時の苦難を象徴する悲痛で暗鬱な音楽。
- 第2楽章 Adagio mesto
- 休戦のひと時のゆっくりした絶望的な音楽。
- 第3楽章 Vivace no troppo
- 再び音楽的な戦いが起こり緊張しますが、最後にトランペットのコラールが追加されて曲全体が幾許かの救いの光明に導かれます。
さて、かずメーターですが、
第一楽章 84点
第二楽章 82点
第三楽章 85点
決して楽しい曲ではありませんが、感情移入できるのはなぜでしょうか。
この曲に触れていただくとわかるかもしれません。
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