交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

モーツァルト 交響曲第26番、第27番、第28番

今回はモーツァルト交響曲第26番、第27番、第28番についてお話します。

 

まずは交響曲第26番。

この第26番は、モーツァルトがイタリア旅行からザルツブルクに帰った1773年3月30日に完成しており、この時期はこの種の交響曲が相次いで作曲されていますが、その最初にあたる作品であります。イタリア式の連結した3楽章形式の第26番は、内容から見たらドラマティックであり、旅行前の交響曲より一段と深さと幅を増しています。第26番はその後、カール・マルティン・プリュミックという作曲家のオペラ「ラナッサ」の序曲として使用されました。全3楽章構成。演奏時間は短く、約8分です。

 

第1楽章 モルト・プレスト

ソナタ形式

第2楽章 アンダンテ

 

第3楽章 アレグロ

ロンド形式

 

続いて交響曲第27番。

第27番は、1773年から1774年にかけてザルツブルクで作曲された9曲の交響曲の第2作で、第25番ト短調 K. 183より後の番号ですが、実際は4ヶ月早く作曲されています。

この曲は1773年4月10日完成の日付を持っており、第26番変ホ長調 K. 184(161a)の曲の構造と内容が似ています。しかし、日付は実際には判読不明で、4月16日であるともいわれています。全3楽章構成。演奏時間は約19分である。

 

第1楽章 アレグロ

ソナタ形式

第2楽章 アンダンティーノ・グラツィオーソ

複合三部形式
ヴィオラ以下のピッツィカートの伴奏に支えられ、弱音器が付いたヴァイオリンがセレナードのように歌います。

第3楽章 プレスト

後の第41番ハ長調 K. 551「ジュピター」の終楽章を思わせるフガートで締めくくります。

 

最後に交響曲第28番。

第28番は1774年の11月にザルツブルクで完成されましたが、この作品の草稿の日付が消しつぶされており、判読が困難であるため1773年か1774年の11月17日か12日の日付の説があります。しかしケッヘル第6版は1774年を採用しています。イタリア旅行を終えてからウィーン旅行をはさんだ約1年半の期間に作曲された交響曲群の最後の作品で、1772年からこの時期までのいわゆる「交響曲の年」の締めくくりの曲となります。この3年間にザルツブルクで最初から交響曲として作った曲は約16曲を数えています。なお、この作品にはかつてモーツァルト自身によるティンパニパート譜が存在していたが、現在そのパート譜は行方不明になっています。しかし20世紀後半に筆写譜らしい楽譜が発見され、本来の形に近い演奏が可能になっています。全4楽章構成。演奏時間は約24分である。

 

第1楽章 アレグロ・スピリトーソ

ソナタ形式。ドイツの音楽学者ヘルマン・アーベルトはこの第1楽章と「交響曲第24番 変ロ長調 K. 182(173dA)」の第1楽章の類似性を指摘しています。

第2楽章 アンダンテ

ソナタ形式

第3楽章  メヌエット (アレグレット) - トリオ

 

第4楽章 プレスト

ソナタ形式

 

さて、かずメーターですが、

第26番

第一楽章 82点

第二楽章 80点

第三楽章 81点

第27番

第一楽章 84点

第二楽章 79点

第三楽章 80点

第28番

第一楽章 81点

第二楽章 82点

第三楽章 81点

第四楽章 82点

この辺になると安定していますね。みんな楽しめると思います。

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