交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」

さて、今回はベートーヴェン交響曲第3番についてお話します。

 

完成は1804年、第2番の完成の2年後で1805年4月7日、ウィーン近郊アン・デア・ウィーン劇場で、初演されました。

 

この作品、副題として「英雄」とつけられていますが、海外では「eroica」というのが一般的です。

時の皇帝ナポレオンに献上する目的で作曲されたという逸話もありますが、真実ではなさそうです。

そうですよね。この曲、第二楽章が葬送曲なのでナポレオンに献上したら怒られちゃいますよね。

第1楽章 Allegro con brio (生き生きと生気に満ちて緩やかに)
3番といえばこの楽章ですよね。
ソナタ形式(序奏、提示部、再現部、結尾部からなり、二つの主題が提示部、再現部に現れる形式を言います)。
第2楽章 Marcia funebre(葬送行進曲)
葬送行進曲もベートーヴェンが描くとこんな感じになるんですね。
後世の作曲家になると本当の葬送曲になっちゃいますもの。
第3楽章 Scherzo(スケルツォ
また出ましたね、スケルツォ
ベートーヴェンといえば「スケルツォ」。
スケルツォは三拍子で舞踏的な性格をもった曲風になります。
第4楽章 Finale;Allegro molto(早くかつ元気よく)
ベートーヴェンの初期の第四楽章はAllegro moltoが多いです。
優雅なしめくくりです。

さて、ベートーヴェンの第3番を「かずメーター」で評価しました。

第一楽章 92点

第二楽章 87点

第三楽章 90点

第四楽章 90点

いずれも皆さんに推薦できる構成となっており、特に第四楽章がおすすめです。

 

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 お勧めのCDです。