交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

ベートーヴェン 交響曲第2番

さて、今回はベートーヴェン交響曲第2番についてお話します。

 

断片的な着想は交響曲第1番作曲中の1800年に遡り、1801年から本格的な作曲が開始されていたそうでする。

完成は1802年で、1803年4月5日、ウィーン近郊アン・デア・ウィーン劇場で、初演されました。

 

この作品が作曲されたのはベートーヴェンの持病である難聴が特に悪化した時期だったそうですが、彼の伝記から判断すると、作品作成の過程で苦労の跡はほぼ見られなかったようです。

音楽の形式的には未だにハイドンの枠組みの中にあるようですが、作曲技法としては第1番よりも更に進歩しているそうです。

 

第1楽章 Adagio molto (adagioより緩やかに)
adagio自体は「遅く、静かに」なんですが、実際は華やかで骨太に演奏されていていかにも”ベートーヴェン”という感じの楽章です。序奏付きのソナタ形式(序奏、提示部、再現部、結尾部からなり、二つの主題が提示部、再現部に現れる形式を言います)。
第2楽章 Larghetto(Largoより早いテンポ)
早いテンポなんですが、第二楽章よりゆったりと演奏されます。
ソナタ形式。旋律の美しさによって有名です。
Largoは"緩やかに"ですね。
第3楽章 Scherzo(スケルツォ
ベートーヴェン交響曲に初めて「スケルツォ」の名称を用いた。スケルツォは三拍子で舞踏的な性格をもった曲風になります。これ以降、ベートーヴェンはよく第二楽章か第三楽章にスケルツォを入れることが多くなります。
第4楽章 Allegro molto(早くかつ元気よく)
ロンドソナタ形式。ロンドとは異なる旋律を挟みながら、同じ旋律を何度も繰り返すことですが、いかにもベートーヴェン交響曲のエンディングって感じの楽章に仕上がっています。

さて、ベートーヴェンの第2番を「かずメーター」で評価しました。

第一楽章 88点

第二楽章 80点

第三楽章 82点

第四楽章 88点

いずれも皆さんに推薦できる構成となっており、特に第四楽章がおすすめです。

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 お勧めのCDです。