交響曲、大好き!

交響曲といっても知られていないものも多いと思います。 皆さんが聞きなれた/聞いたことがない交響曲を紹介していければと思います。

エルガー 交響曲第1番

サー・エドワード・ウィリアム・エルガー(1857年6月2日 - 1934年2月23日)は、イングランドの作曲家、指揮者です。

もとは音楽教師でヴァイオリニストでもありました。

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エルガーといえば『エニグマ変奏曲』や行進曲『威風堂々』は有名なのでご存じの方も多いでしょう。

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行進曲『威風堂々』のyoutubeです。

 

お父さんは楽器屋さんだったらしいです。お父さんもヴァイオリニストでオルガニストでもあったそうです。

エルガー自身は15歳まで普通校で勉強していたそうで、10歳くらいから音楽院の図書館で音楽の勉強を独学でして音楽理論を片っ端から勉強したそうです。ライプツィヒ音楽院に行くためドイツ語の勉強をしたのですが家には行かせる経済力がなく、地元の事務弁護士の元で事務員として働くことになったそうです。でも独学で勉強したヴァイオリニスト、オルガニストとして最初の公開演奏をこのころ行っているそうです。

 

エルガーは音楽の道に身を投じるべく事務弁護士の元を後にし、ピアノやヴァイオリンのレッスンを行うと同時に折に触れて父の店で働くようになったそうです。楽器店ですものね。そこで勉強もしたんでしょうか。結構有名な才能の持ち主と評価されたそうです。

 

エルガーは23歳の時演奏会でライプツィヒに行くことができ、ものすごく喜んだとか。

 

その後の作曲家人生でいろいろな名曲を作曲し、当時の有名な作曲家(シベリウスリヒャルト・シュトラウスストラヴィンスキーヴォーン・ウィリアムズ)らに賞賛されています。

そりゃあ、『威風堂々』聞いたらすごい作曲家だと思いますよね。

 

交響曲第1番エルガーが1907年から1908年にかけて作曲した交響曲。曲は、初演を指揮したハンス・リヒターに献呈されました。

初演は1908年12月3日に、イギリスの都市マンチェスターにあるフリートレードホールで行われました。指揮はハンス・リヒター、演奏はハレ管弦楽団によるものでした。リヒターはこの作品を「当代最高の交響曲」と評したが、一部では構成に否定的だったり、主題の繰り返しがしつこいと指摘する向きもありました。いずれにせよ、初演は大変な反響を呼び、初演から1年で百回あまりも再演されました。今日でも、イギリスやアメリカでは頻繁に演奏されます。

曲頭に現れる旋律が循環主題として用いられていて、全曲にわたって登場します。これ以外にも第1楽章の第1主題からいくつもの動機が派生していて、全体的に緊密な構成がとられています。またこの曲は変イ長調となっていますが、実際に変イ長調であるのは第1楽章の序奏と終結部、第4楽章の終結部のみで、その他の部分は第1楽章主部がニ短調、第2楽章が嬰ヘ短調、第3楽章がニ長調、第4楽章の序奏と主部がニ短調と、全体的にニ短調交響曲としての性格が強いです。演奏時間約55分。

 

第1楽章 Andante. Nobilmente e semplice - Allegro

序奏つきソナタ形式。序奏は変イ長調・4/4拍子で、この曲のモットーとなる主題がヴィオラ木管楽器に提示されます。モットーが全合奏に発展した後、一段落してからアレグロ・2/2拍子の主部へと入ります。第1主題はニ短調で闘争的、第2主題はイ短調・6/4拍子の悲しげな旋律です。小結尾では金管が咆哮してクライマックスを築きます。再現部の後のコーダはかなり長く、冒頭のモットー主題が静かに回帰します。約19分。

 

第2楽章 Allegro molto

舞曲楽章に相当。三部形式

主部には忙しく動き回る弦楽器と金管による行進曲調の勇ましい旋律が登場します。中間部は変ロ長調で、木管や独奏ヴァイオリンが楽しげに歌います。次の主部は初めは激しいが次第に雰囲気を落ち着かせていき、次の楽章へと切れ目なく移行します。約7分。

 

第3楽章 Adagio - Molto espressivo e sostenuto

叙情的な、美しい緩徐楽章。二部形式。

前半部では、典雅な息の長い主題が発展します。最初に現れる旋律は第2楽章冒頭の忙しないフレーズと音の並びが全く同じですが、ここでは落ち着いた物憂げな旋律になっています。後半部はモットー主題を基にした旋律が現れます。約12分。

 

第4楽章 Lento - Allegro - Grandioso

序奏つきソナタ形式

序奏ではバスクラリネットによる不穏な導入の後、モットー主題が扱われますが、ファゴット、ついでトロンボーンに新しい印象的な楽想も現れます。駆け上がるようにして始まる主部は強迫的な付点リズムによる第1主題、行進曲風の勇壮な第2主題、序奏の楽想による小結尾主題で構成されます。コーダは序奏の導入動機から始まり、変イ長調に達するとモットー主題が全合奏で輝かしく演奏されます。最後は6/4拍子に転じて加速するように終わります。約12分。

 

かずメーターですが、

第一楽章 かずメーター 90点

第二楽章 かずメーター 88点

第三楽章 かずメーター 89点

第四楽章 かずメーター 89点

 

ただ、エルガー交響曲ってクセがあって楽章ごとに聞くと素晴らしいんですが全部まとめて聞くと、この人何を表現したいの?と感じてしますのが残念です。でもいい曲ですよ。聞いてくださいね。

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