ブラームス 交響曲第1番
ヨハネス・ブラームス(1833年 - 1897年)はドイツの作曲家です。
お父さんはコントラバス奏者で若いころからピアノを習わされたようです。
ただ、「子供にしちゃあ、うまいなぁ」程度だったため、ピアノ奏者をやめ、作曲を始めたようです。
20歳前後は作曲をしながら演奏旅行をしていたらしいのですが、その時ハンガリーに訪れジプシー音楽に惹かれ、後年作曲されたのが、名曲の玉手箱「ハンガリー舞曲」です。
ブラームス、あのリストとも交流はあったようですが、あまりいい関係ではなかったようです。
その後運命的な出会いがあります。
シューマンとの出会いです。シューマンはそのころ音楽評論家みたいなことをしていて、ブラームスの曲を聴いたときほれ込んだようです。そのころからシューマン家とブラームスの親交は深いものとなったようです。シューマンが自殺未遂したときに奥さんのクララを心配して駆けつけたのもブラームスだったようです。
その後も作曲を続けながらウィーンに活動拠点を移し、43歳に満を持して作曲したのが交響曲第1番です。その出来は素晴らしく、世界で最初の職業指揮者(そのころは作曲家が指揮をしていることが多かったようです)ハンス・フォン・ビューローに「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ばれ高く評価されたようです。
確かに作風はベートーヴェンをかなり意識したもので、かつ着想から完成までに21年という歳月を要した大作です。
かずメーターでは
第一楽章 かずメーター 94点
第二楽章 かずメーター 92点
第三楽章 かずメーター 93点
第四楽章 かずメーター 96点
の、ほぼパーフェクトに近い評価です。
第四楽章の最後の方で思わず感涙を流してしまうのはブラームス第一番とマーラーの第一番だけです。
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お勧めのCDです。